シスコの女神像

3月 5, 2021

卒業式の時期ですね!

花束を持っている学生さんを見かけると、またこれから、新たな道を歩まれるのだなぁと応援したくなります。

春は新しい事を始めたくなる季節ですが、やはり何事にもきっかけが必要ですよね。

本日は、塔本シスコが絵を描くきっかけになった、石の彫刻をご紹介します。

シスコは、46歳のときに夫を事故で亡くし、48歳のときに脳溢血で倒れ、左半身に麻痺が残りました。

しばらく落ち込む日々でしたが、「このままでは、自分がダメになってしまう!」と一念発起して、突然、台所の包丁で石を彫り始めました。

シスコが自己との戦いを乗り越えて生み出した、初めての「作品」は石像でした。

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シスコの女神像」側面

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「シスコの女神像」正面

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「シスコの女神像」側面

豊満な胸に水瓶を抱いているので、水神様と思われます。

農家に育ったシスコにとって、水神様は親しみのある神様だったのでしょう。

シスコの素朴な自然観が表れているように感じます。

現在遺っている石像はこの作品だけなのですが、この「水瓶を抱いている女神」というモチーフは、シスコにとって重要だったようで、その後も色々な絵の中に登場します。

春の庭

例えば、1990年に描いた「春の庭」。

「水瓶を抱いている女神」がどこにいるか見つけられましたか?

春の庭

ここにいますよ!画面の左下です。

シスコのインスピレーションの源は、水神様なのかもしれませんね。(弥)

 

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