カレンダーの裏に描いた「桜島」

2月 23, 2021

春めいてきましたね!

まさに三寒四温を繰り返しつつ春になってく感じですが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は塔本シスコが鹿児島県で描いたスケッチ作品をご紹介します。

こちらはなんと、カレンダーの裏に描かれています。

塔本シスコ 塔本シスコ

1970年(昭和45年)シスコは娘の出産を手伝うために、娘夫婦が住む鹿児島市真砂町にしばらく滞在しました。

桜島の噴火を見て、「桜島を描きたい!」と思ったものの、絵の道具を何も持ってこなかったシスコは娘の家のカレンダーを外し、カレンダーの裏に描き始めました。

絵日記のように、そのとき感じたことを記しています。

『高くふきあげたのを 一寸描きとめました。とても素晴らしくて 賢一さん(息子)にも見せてあげたかったよ。この頃は桜島が珍しくて、どうして鹿児島の人達は こんなにきれいなのを描かないのかと思っていましたら、社員の方の話では、大きなキャンバスを山の上まであげて描いているそうです。鹿児島市でも個展が開かれます。後では必ず即売会をやっておりますよ。熊本でもやっぱり即売会を毎年やっています。そうしないと描く者が多いのでね』

疑問に感じたことはすぐに周りに尋ね、鹿児島の画家達が山の上で描いていることを知り、鹿児島でも個展(展覧会)が盛んに行われ、後で即売会をするという慣習があることまで聞き出しています。

カレンダーの裏に描くというのも、主婦ならではの知恵というか、たくましさを感じますね!(弥)

 

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