スカンポの咲く頃

4月 30, 2021

初夏の訪れが近づいてきましたね!

非常事態宣言下で迎える二度目のゴールデンウィークとなりましたが、何か少しでも楽しい事を考えて、心穏やかに過ごしたいですね。

本日は塔本シスコが1974年に描いた「初夏」という絵をご紹介します。

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塔本シスコ「初夏」1974年,130cm×162cm

睡蓮が印象的な絵ですが、手前にはアザミが描いてあります。

そして、ちょっと気になるのが、アザミの奥に描かれている植物です。

これはいったい何でしょうか?

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答えはこちら。

スカンポ アザミ

スカンポ(酸模)です。河川敷に行くと、たしかにアザミの近くにたくさん咲いていました!

実は美術館の調査で、この絵の裏側に「土手のスカンポ ジャワサラサ」記されていたことがわかりました。

たしかに、スカンポの赤い房が更紗の唐草模様のように見えます。

「初夏」は、池の土手から見た風景を描いた絵だったのですね。

そして、「土手のスカンポ ジャワサラサ」という詩的な言葉。

これは、北原白秋の童謡「すかんぽの咲くころ」の一節です。

北原白秋

北原白秋 著「童謡集 七つの胡桃」

(画像は国立国会図書館デジタルコレクションより)

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北原白秋

北原白秋

武井武雄氏の童画が可愛らしい(^^)

 

そして作曲は山田耕筰氏。やさしく、あたたかみがあります。

YouTube →「すかんぽの咲く頃」

スカンポを見て更紗を想う。

いくつになっても、良い詩を素直に自分の精神世界に溶け込ませていきたいものです。

お天気の良い日に、ぜひスカンポを探してみてくださいね!(弥)

 

 

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