「ネコ岳 ミヤマキリシマ」

10月 16, 2009

さて、今回はシスコの作品について解説してみようと思います。

解説は間近でシスコの作品を見てきた管理者(家族)によるもので、皆様に作品の楽しさをさらに深めていただければと考えております。

いわゆる美術評論家的な解説ではございません。ご了承ください。

第1回は「ネコ岳 ミヤマキリシマ」(1989年)です。

ネコ岳ミヤマキリシマ

この作品は90cm×180cmのダンボール3枚に油絵の具で描かれています。ダンボールは賢一の主催する絵画教室が参加した展覧会の設営で使ったもので、展覧会終了後持ち帰り、賢一やシスコの作品に生まれ変わりました。

背の低いシスコは大きな作品を描く際、画面を縦に横にして描くことがありました。ダンボールは軽く取り扱いが容易なので、この頃好んで使っていました。

描き上がってからパネルに張り付け、それらを1枚につなげます。この作品はそのようにして描かれた大作のひとつです。

絵にはシスコと従姉妹母娘の3人で阿蘇山の根子岳に遊びに行った様子が描かれています。

特徴的な形の阿蘇山・根子岳をバックに、ミヤマキリシマ(深山霧島)が咲き乱れる中に人物が描かれています。

画面右下の3人の人物は、その時の(1989年当時の)シスコと従姉妹母娘です(左の立っているのがシスコ。左手にはカメラを持っている)。

画面左下には同行した従姉妹母娘が描かれています。真ん中の画面には若い女性が2人描かれています。実はこれは、20代の頃のシスコと従姉妹なのです。

つまり、1989年に従姉妹と阿蘇山根子岳を訪れた時の絵の中に、20代の自分達を描き込んでいるのです。

山のふもとには小さな子供達が遊んでいます。これは子供の頃のシスコ達かもしれません。もしかしたら空を飛んでいる鳥達は、シスコの育てた鳥かもしれません。

いくつもの時間や場所を1つの層に重ねるとでも言ったらよいのでしょうか。この描き方はシスコの作品の大きな特徴の1つです。

簡単な解説ですが、こんな感じでお伝えしていこうと思います。

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